書き手:真柴 渉(トビラの会 カウンセラー)
SMの相手を探す方法は、大きく分けて「自分で探して、自分で確かめる」マッチングアプリ・掲示板・SNSと、「事務局が面談で確かめた人どうしを、間に入ってご紹介する」仲介型(SM相談所とも呼ばれます)の2つです。いちばんの違いは、会う前に相手がどんな人かを誰が確かめるのか、合わなかったときに誰が断るのかにあります。初めての方や、ひとりで相手を見極めることに不安がある女性には、仲介型をおすすめしています。
アプリで探してみたけれどメッセージが多すぎて疲れてしまった、掲示板は怖くて書き込めない、相談所って結婚相談所みたいなもの?――そんなふうに迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの方法の仕組みの違いを女性の目線で比べ、あなたに合った選び方をお話しします。
仲介型のSMパートナー紹介(SM相談所)とは
事務局が「確かめてから」ご紹介する仕組み
仲介型とは、SMに関心のある方どうしの間に事務局が入り、入会前の面談で人柄や希望を確かめたうえで、お相手をご紹介する仕組みです。利用する人が自分で相手を検索してメッセージを送り合うのではなく、面談を済ませた方どうしの間に事務局が入り、男性からのアプローチをつなぐところが、アプリや掲示板と大きく違います。
入口で確かめる人がいる。会う日時や場所のやりとりに人が入る。合わなかったときのお断りを任せられる。この3つがそろっていることが、仲介型の安心につながっています。
「相談所」と呼ばれるけれど、結婚相談所とは目的が違うことも
仲介型のサービスは「SM相談所」「SMの紹介所」と呼ばれることもあります。結婚相談所と同じように面談をして、人が間に入ってご紹介する形なので、そう呼ばれるのでしょう。ただ、目的は結婚だけとは限りません。トビラの会でも、パートナーや恋人を探す方、結婚を考えている方など、目的はさまざまです。目的がはっきりしていなくても、面談でそのままお話しいただければかまいません。
SMの相手探し、アプリ・掲示板・仲介型の違い【女性の目線で比較】
同じ「SMの相手探し」でも、方法によって、女性が自分で引き受けることの量がまったく違います。主な方法を、女性が気になる点で比べてみました。
| 比べること | マッチングアプリ | 掲示板・SNS | 仲介型(SM相談所) |
|---|---|---|---|
| 相手を探すのは | 自分(検索・メッセージ) | 自分(募集・返信) | 男性からのアプローチを事務局がつなぐ |
| 会う前に相手を確かめるのは | 主に自分。本人確認の方法や深さはサービスによる | 自分だけ | 事務局が面談で確かめたうえで、自分でも判断 |
| 写真・個人情報 | プロフィール写真を求められることが多い | やりとりの中で求められやすい | 写真を出さずに始められる仕組みもある |
| やりとりの量 | 多くの人から届くことがある | 読みきれないほど届くことがある | ご紹介ごとに進む |
| 会う段取り | 当人どうしで決める | 当人どうしで決める | 事務局とのやりとりで確定 |
| 合わなかったとき | 自分で断る・やりとりを止める | 自分で断る | 事務局から伝えてもらえる |
| 手軽さ | すぐ始められる | すぐ始められる | 面談の時間をとる必要がある |
表を見ると、アプリや掲示板は「すぐ始められる」かわりに、相手を確かめること・断ること・身を守ることを、ほとんど自分ひとりで引き受ける方法だとわかります。仲介型は手間がかかるかわりに、その一部を事務局と分け合える方法です。
マッチングアプリでSMの相手を探すとき、女性が知っておきたいこと
自分のペースで探せる一方、見極めは自分の仕事に
アプリのよいところは、思い立ったときに始められて、たくさんのプロフィールを自分の目で見られることです。一方で、女性のもとには多くのメッセージが届きやすく、その一通ひとつを読み、返事をし、会ってよい人かを見極めるのは自分です。最初は楽しかったのに、だんだん疲れてしまったと感じる方もいます。
SMの好みを、どこまで書けばいいか迷う
一般的な恋活アプリでは、SMの好みをプロフィールに書きにくいものです。書けば興味本位のメッセージが増え、書かなければ会ってから好みが合わないとわかる。SMやフェチに向けたアプリでも、嗜好の話から始まるやりとりに戸惑う方は少なくありません。文字だけでは、相手が自分の「NG」を大切にしてくれる人かどうかまでは見えにくいのです。
SM掲示板・SNSでの出会いが、女性にとって不安な理由
掲示板やSNSは、登録の手間もなく、いちばん手軽な方法です。そのぶん、女性にとっての不安も大きくなります。
- 相手が誰なのか、確かめる手段がない:名前・年齢・暮らしぶりが本当かどうか、会うまでわかりません
- 写真や個人情報を求められやすい:一度送った写真や情報は、自分では取り戻せません
- 別のサイトへ誘われることがある:外部の有料サイトへの登録をすすめられる、といったことも起こりえます
- 断るのも、離れるのも自分ひとり:相手が強く出てきたとき、間に入ってくれる人がいません
SMは、相手に少しずつ心を開いていく関係です。だからこそ、最初の相手を「誰とも確かめようのない場所」で選ぶことは、できれば避けていただきたいと考えています。
SMバーやイベントはどう?
SMバーなどのお店は、お店の人がいる場所で、同じ関心を持つ人と話せるのがよいところです。ただ、お店は相手を紹介したり、会ったあとのことを見守ったりする場所ではありません。お店で知り合った人と外で会うかどうかは、やはり自分で判断することになります。雰囲気を知る場として楽しみ、相手探しは別の方法と組み合わせる、という考え方もあります。初めて行くときの入り方やマナーはSMバーとは?初めての入り方・マナーにまとめています。
仲介型のよいところと、合わないかもしれない人
仲介型のよいところ
- 入口で、事務局が相手の人柄や本人であることを確かめている
- 大勢とのメッセージのやりとりに追われずにすむ
- SMの好みやNGを、面談で人に話したうえでご紹介につなげてもらえる
- 合わなかったときのお断りを、ひとりで抱えなくてよい
合わないかもしれない人
- 面談の時間をとるのが、どうしても難しい方
- 自分で多くの相手を検索して、どんどん選びたい方
- 今日・明日すぐに誰かと会いたい方
面談は、手間に感じるかもしれません。けれど私どもは、面談を「安全のための入口」だと考えています。あなたが面談を受けるのと同じように、お相手も面談を経ている。その事実が、初めて会う日の不安をずいぶん和らげてくれるはずです。
女性はどれを選ぶ?自分に合う方法のチェックポイント
どの方法がよいかは、あなたの経験や、どれだけ自分で引き受けられるかによって変わります。次の問いに、いくつ「はい」がつくか考えてみてください。
- SMの経験がほとんどない、または初めて
- 会う前に、相手がどんな人かを誰かに確かめてほしい
- 顔写真や個人情報を、ネット上に出したくない
- 合わないと思ったとき、自分で断るのが苦手
- たくさんの人とメッセージをやりとりするのに疲れた
- その場かぎりではなく、パートナーとして長く続く関係を望んでいる
ひとつでも「はい」があれば、仲介型を選択肢に入れてみてください。とくに初めての方は、「何をするか」より先に「誰となら安心できるか」を大切にしていただきたいと思います。初めての前に決めておきたいことは、女性がSMを初めて体験する前に知っておきたいことにまとめています。
どの方法を選ぶとしても、初めて会う日は人の目のある場所でお話しするだけにし、顔写真や連絡先は信頼できるとわかるまで出さない。この2つは、ぜひ守ってください。
トビラの会の仲介:ご相談からお会いするまで
トビラの会は、SMやドミサブに関心のある20歳以上の方どうしを、事務局が間に入ってご紹介する仲介型のマッチングサービスです。2010年頃から活動しており、登録会員数は延べ4,700名以上(2026年9月時点)。全国どの地域の方にもご紹介しています。会の考え方や歩みはトビラの会とは?仲介型のSMマッチングサービスでご紹介しています。
- 入会前に、男女とも全員とご面談:面談専用の公式LINEを使った映像通話で、ご自宅から受けていただけます。面談は無料です
- 始めるかどうかは、面談のあとで決めてよい:お話を聞いてから考えていただいてかまいません
- 男性は身分証で本人確認:お名前・ご住所・ご年齢に加えて、今のお仕事の内容もうかがっています。お問い合わせの文面とご面談の両方で、ご入会いただけるかを確かめています
- 写真を出さずに始められる:ご紹介は、面談でうかがったお話をもとにしたプロフィールで進みます
- 自分から相手を探さなくてよい:ご紹介は基本的に男性からのアプローチで始まります
- 既婚かどうかは事前にお伝えします:ご結婚されているかどうかは、ご紹介の前にお相手にお伝えします
- お断りは事務局からお伝えします:ご本人が直接断らなくてかまいません。いつでもやめられます
お会いするまでの流れ
- お問い合わせフォームからご連絡ください
- 面談専用の公式LINEで、映像通話のご面談を行います。ご年齢の確認のほか、ご希望や不安に思っていること、SMの経験や好み(「まだわからない」でもかまいません)をうかがいます
- お話を聞いたうえで、始めるかどうかを決めていただきます
- 事務局からお相手をご紹介します
- 会う日時と場所は、事務局とのやりとりで確定します。確定すると、前々日と前日の2回、登録したメールアドレスにお知らせが届きます
- 当日はお二人でお会いいただきます。合わないと感じたら、事務局にお知らせください。お断りは事務局からお伝えします
女性の料金
女性は入会金・年会費ともに無料です。ご入会面談も無料です。くわしくはM女性のご入会案内をご覧ください。
※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。
仲介型とアプリ・掲示板の違いについてよくある質問
Q. 仲介型とマッチングアプリの、いちばんの違いは何ですか?
A. 会う前に相手を確かめる人と、断る人の違いです。アプリでは相手を探すことも見極めることも主に自分で行いますが、仲介型では事務局が面談で確かめた方をご紹介し、合わなかったときのお断りも事務局から伝えます。
Q. SM相談所は、結婚したい人しか使えませんか?
A. サービスによりますが、トビラの会は結婚だけを目的にした場ではありません。パートナーや恋人を探す方、結婚を考えている方など、目的はさまざまです。目的がまだはっきりしていなくても、面談でそのままお話しください。
Q. 仲介型でも、会うときは事務局の人が一緒に来るのですか?
A. いいえ。トビラの会では、当日はお二人でお会いいただきます。そのかわり、会う日時と場所は事務局とのやりとりで確定し、合わなかったときのお断りも事務局からお伝えします。初めて会う日は、人の目のある場所でお話しすることをおすすめしています。
Q. 顔写真を出さないと、ご紹介してもらえませんか?
A. トビラの会では、写真を出さずに始められます。ご紹介は、面談でうかがったお話をもとにしたプロフィールで進みます。ご面談は映像通話ですが、ご自宅から受けていただけます。
Q. 面談を受けたら、必ず入会しないといけませんか?
A. いいえ。始めるかどうかは、面談でお話を聞いてから考えていただいてかまいません。面談は男女とも無料です。
Q. 女性は本当に無料ですか?
A. 女性は入会金・年会費ともに無料です。ご入会面談も無料です。※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。
まとめ:違いは「誰が確かめ、誰が断るか」。迷ったら、ひとりで抱えない方法を
マッチングアプリや掲示板は、すぐに始められる反面、相手を確かめることも、断ることも、身を守ることも、主に自分で引き受ける方法です(本人確認や通報の仕組みの有無・深さはサービスによって違います)。仲介型(SM相談所)は面談の手間があるかわりに、その一部を事務局と分け合えます。初めての方、身バレや断り方が気になる方、やりとりに疲れてしまった方は、まず仲介型を検討してみてください。
「この人になら心を開いてもいい」と思える相手と出会えるように、私どもがお手伝いします。まずは、お話を聞いてみるところからでかまいません。
SMの相手と出会う方法全般はSMパートナーとの出会い方、体験の進め方は初めてのSM体験|SMしたい初心者の始め方でもくわしくご紹介しています。
