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SMの相手との初対面が怖い女性へ|安全な会い方と当日の注意点

書き手:真柴 渉(トビラの会 カウンセラー)

SMの相手と初めて会うときの安全な会い方は、①初対面はプレイをしない「話すだけの日」にする、②人の目のある場所で会い、帰る時間と帰り方を自分で決めておく、③個人情報は信頼できるとわかるまで出さず、違和感があればその場で切り上げる、の3つです。そのうえで、会う前に相手がどんな人かを確かめられる方法で出会うことが、大きな安心材料になると私どもは考えています。

「やりとりでは優しそうだったけれど、会ったら違う人だったら」「その場の流れで断れなくなったら」「帰りたくなったとき、どう言えばいいの」。初めて会う日が近づくと、楽しみな気持ちと同じくらい、怖さがふくらんでくるものです。

この記事では、SMの初対面が怖いと感じる理由を整理し、会う前に決めておくこと、当日の過ごし方と切り上げ方、会ったあとの気持ちの整理まで、順番にお話しします。

SMの初対面が怖いのは、自然なことです

SMの相手と初めて会う前に怖さを感じるのは、あなたが臆病だからではありません。ふつうの初対面にはない不安が、いくつも重なっているからです。当会にご相談くださる女性からも、初めて会う日の前の不安をよくうかがいます。怖さの正体は、たいてい次の3つに分けられます。

相手が本当はどんな人か、会うまでわからない

文字のやりとりだけでは、相手の人柄や話し方、こちらへの接し方は見えてきません。名前や年齢が本当かどうかも、個人どうしでは確かめようがないことが多いものです。

その場の流れで、断れなくなるかもしれない

SMの関係では、相手にリードを委ねることに惹かれている方も多いでしょう。だからこそ、「強く言われたら流されてしまうかも」「嫌と言ったら気まずくなるかも」と心配になります。これは、とても大切な不安です。

会ったあとのこと(身バレ・しつこい連絡)が心配

合わなかったときに、どう離れればいいのか。顔や住んでいる場所を知られたら困るのではないか。初対面の怖さは、当日だけでなく「そのあと」への不安でもあります。

この3つは、どれも「準備」と「出会い方の選び方」で小さくできます。怖さがなくなるまで待つ必要はありません。怖さを一つずつ減らしてから会えばよいのです。

SMの初対面は「プレイをしない、話すだけの日」に

初めて会う日にいちばん守っていただきたいのは、初対面ではSMをしないということです。初対面は、「この人と話していて安心できるか」「この人になら少しずつ心を開いてもいいと思えるか」を確かめる日です。

なぜ初対面でプレイをしないのか

SMは、相手を信頼して委ねる関係です。信頼は、会ってみて、話してみて、少しずつ育つものです。初めて会った人に、まだ育っていない信頼を前提にした関係を求めるのは、順番が逆なのです。

また、「今日は話すだけ」と最初から決めておくと、当日の判断がぐっと楽になります。何をするか・しないかをその場で決めなくてよいので、相手の言葉に流されにくくなります。

「初対面でそのまま個室やホテルの部屋へ」を避けたい理由

知り合ったばかりの相手と、その日のうちに二人きりになれる場所へ移るのは避けてください。個室に入ってしまうと、違和感があっても席を立ちにくく、まわりに助けを求めることもできません。「せっかく来たのだから」「ここまで来て断るのは悪い」という気持ちも、判断を鈍らせます。

あなたの「今日は話すだけ」を気持ちよく受け止めてくれるかどうか。それ自体が、相手を見るいちばんの手がかりになります。

SMの相手と安全に会うために、会う前に決めておく6つのこと

当日の不安を小さくするコツは、「その場で決めない」ことです。次の6つを、会う前に決めておきましょう。

1.待ち合わせは、人の目のある場所に

シティホテルのラウンジや、隣の席と距離のあるカフェなど、人の目があり、それでいて会話が周りに聞こえすぎない場所がおすすめです。お店の人がいて、明るく、いつでも席を立てる場所を選んでください。相手の家や車の中、カラオケなどの個室は、初対面には向きません。

2.帰る時間と、帰り方を自分で決めておく

「この時間には出る」と、あらかじめ自分の中で決めておきます。帰りは自分で手段を確保し、相手に送ってもらう約束はしないでおきましょう。帰り道を自分で決められることが、その場で「今日はここまで」と言える安心につながります。

3.信頼できる人に、会う日時と場所を伝えておく

SMのことまで話す必要はありません。「この日、この場所で人と会う」「何時ごろには帰る」とだけ伝えておけば十分です。誰かが知っていると思えるだけで、気持ちが落ち着きます。

4.出してよい個人情報の線を引いておく

本名、勤務先、最寄り駅、住んでいる場所がわかる話、顔写真。どこまでなら話してよいかを、会う前に決めておきます。会話が弾むと、つい話しすぎてしまうものです。「それはもう少し仲よくなってから」と言える準備をしておきましょう。一度伝えた情報は、自分では取り戻せません。

5.伝えたいことと、NGをメモしておく

「今日はお話だけにしたい」「痛いことは苦手」「ゆっくり進めたい」。伝えておきたいことを、短くメモしておきます。緊張すると、言おうと思っていたことが出てこなくなるものです。言葉にしてあれば、気持ちが揺らぎにくくなります。

6.お酒は控えめにすると決めておく

お酒が入ると、判断がゆるみ、帰りの時間もずれがちです。初対面は、飲まないか、一杯までと決めておくと安心です。飲み物から目を離さないことも、どこで会う場合にも大切な習慣です。

初対面当日の過ごし方|何を話す?どう切り上げる?

最初の数分は、相手の「ふつうの顔」を見る

会ってすぐは、SMの話より、相手の人としてのふるまいを見てください。あいさつの仕方、お店の人への接し方、こちらの話を聞く姿勢。リードする役の人ほど、本当は相手の気持ちに敏感でなければいけません。その敏感さは、ふだんの言葉づかいにあらわれます。

初対面で話したいこと

  • ふだんの暮らしや、好きなこと(仕事の細かな内容までは話さなくてかまいません)
  • SMに興味を持ったきっかけや、どんな関係を望んでいるか
  • あなたのNGと、「ゆっくり進めたい」という気持ち
  • 次に会うとしたら、どのくらいの間をあけたいか

嗜好の具体的な話を、初対面で無理に深める必要はありません。「どんな人か」がわかれば、その日は十分です。

帰りたくなったときの切り上げ方

違和感があったら、理由を説明しなくても帰ってかまいません。うまく言えるか心配な方は、言葉を用意しておくと安心です。

  • 「今日はここまでにしておきますね。お時間をありがとうございました」
  • 「このあと予定があるので、そろそろ失礼します」
  • 「今日はお話だけと決めているので、移動はしません」

引き止められても、同じ言葉を落ち着いて繰り返せば大丈夫です。どうしても不安なときは、お店の人に声をかけたり、人の多いほうへ移ったりしてください。その場で次の約束をする必要もありません。「また連絡しますね」と言って別れ、家に帰ってからゆっくり考えましょう。

初対面で「その場で切り上げてよい」相手のサイン

次のようなことがあったら、あなたの判断で、その場で会うのを終えてかまいません。違和感は、あなたを守るための大切な合図です。

安心につながるサイン切り上げてよいサイン
「今日は話すだけ」を、すんなり受け止めてくれる「せっかく会ったのだから」と移動や先の約束を急かす
待ち合わせ場所や時間の約束を守る当日になって、個室や人目のない場所への変更を求める
お酒をすすめず、あなたのペースに合わせるお酒を何度もすすめる、飲み物の注文を勝手に決める
あなたのNGを、うなずいて聞いてくれるNGを笑う、話をそらす、「やってみないとわからない」と言う
個人情報は、仲よくなってからでいいと言ってくれる本名・勤務先・住んでいる場所をしつこく聞く、写真を撮ろうとする

右の列に当てはまることが一つでもあったら、「私の気にしすぎかも」と打ち消さずに、その違和感を信じてください。あなたのペースを大切にできない相手とは、SMの関係も安全に築けません。

会ったあと|気持ちの整理と、次に会うかの決め方

家に帰ったら、すぐに返事を決めなくてかまいません。一晩おいて、次のことを振り返ってみてください。

  • 話していて、肩の力が抜ける瞬間があったか
  • あなたのNGや「ゆっくり」を、言葉だけでなく態度でも尊重してくれたか
  • もう一度会うことを想像して、楽しみな気持ちと不安な気持ち、どちらが大きいか

「悪い人ではなかったけれど、何か違う」と感じることもあるでしょう。相性は人と人のものなので、それは失敗ではありません。合わないと感じたら、次の約束をしなくてよいのです。

もう一度会いたいと思えた場合も、2回目ですぐにSMをする必要はありません。会話・雰囲気・SMの相性は、段階を踏んで確かめていけばよいものです。体験に進む前に話し合っておきたいこと(NG・やめる合図・「今日はここまで」)は、女性がSMを初めて体験する前に知っておきたいことにまとめています。

ひとりで見極めなくていい|トビラの会の初対面の流れ

ここまでの準備は、どんな出会い方でも役立ちます。ただ個人どうしで出会う場合は、相手を確かめることも、段取りも、断ることも、多くを自分で引き受けることになります。

トビラの会は、SMやドミサブに関心のある20歳以上の方どうしを、事務局が間に入ってご紹介する仲介型のマッチングサービスです。2010年頃から活動しており、登録会員数は延べ4,700名以上(2026年9月時点)。初めて会う日の不安に、私どもは次のようにお応えしています。

初対面の不安個人どうしで出会う場合トビラの会の場合
相手がどんな人かやりとりの文面から自分で判断男女とも全員が入会前に映像通話でご面談。男性は身分証でお名前・ご住所・ご年齢、今のお仕事の内容も確認
会う日時と場所当人どうしで決める事務局とのやりとりで確定
日時と場所の確認自分で管理する確定後、前々日と前日の2回、登録したメールアドレスにお知らせが届く
既婚かどうか相手の申告を信じるしかないご結婚されているかどうかは、ご紹介の前にお相手にお伝えする
合わなかったとき自分で断る・連絡を止める事務局にお知らせいただければ、お断りは事務局からお伝えする

当日はお二人でお会いいただき、事務局は同席しません。そのかわり、会う前と会ったあとに事務局がいます。お相手も入会前に面談を受けた方で、面談でうかがったお話をもとにしたプロフィールであなたを知ったうえで会いに来ます。写真は基本的に使いません。

面談は手間に感じるかもしれません。けれど私どもは、面談を「安全のための入口」だと考えています。会う前に人の目で確かめた方とだけ会う。それが、初めて会う日の怖さを小さくするいちばん確かな方法だと思うのです。

ご相談から初めてお会いするまで

  1. お問い合わせフォームからご連絡ください
  2. 面談専用の公式LINEで、映像通話のご面談を行います。ご自宅から、そのままの格好で受けていただけます。ご年齢の確認のほか、ご希望や不安に思っていること、SMの経験や好み(「まだわからない」でもかまいません)をうかがいます
  3. お話を聞いたうえで、始めるかどうかを決めていただきます
  4. 事務局からお相手をご紹介します(ご紹介は基本的に男性からのアプローチで始まります)
  5. 会う日時と場所は、事務局とのやりとりで確定します。確定すると、前々日と前日の2回、登録したメールアドレスにお知らせが届きます
  6. 当日はお二人でお会いいただきます。合わないと感じたら、事務局にお知らせください。お断りは事務局からお伝えします。いつでもやめられます

女性の料金

女性は入会金・年会費ともに無料です。ご入会面談も無料です。くわしくはM女性のご入会案内をご覧ください。

※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。

SMの初対面・安全な会い方についてよくある質問

Q. 初対面でSMをしないといけませんか?

A. いいえ。初対面はプレイをせず、人の目のある場所でお話しするだけの日にすることをおすすめします。「今日は話すだけにしたい」と伝えて、それを受け止めてくれるかどうかが、相手を見るよい手がかりになります。

Q. 初対面の待ち合わせは、どこがいいですか?

A. シティホテルのラウンジや、隣の席と距離のあるカフェなど、人の目があっていつでも席を立てる場所がおすすめです。相手の家や車、個室は避けてください。時間帯は昼でも夜でもかまいませんが、帰る時間と帰り方は自分で決めておきましょう。

Q. 会う前に怖くなってしまいました。やめてもいいですか?

A. はい。気持ちが追いつかないまま会う必要はありません。トビラの会では、不安があれば事務局にご相談ください。なお、お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。迷っているときは、日時が決まる前に事務局へお話しいただくと安心です。

Q. トビラの会では、初対面に事務局の人も来ますか?

A. いいえ。当日はお二人でお会いいただきます。そのかわり、お相手は入会前に面談を受けた方で、会う日時と場所は事務局とのやりとりで確定し、前々日と前日の2回、登録したメールアドレスにお知らせが届きます。

Q. 会ってみて合わなかったら、自分で断らないといけませんか?

A. トビラの会では、ご本人が直接断らなくてかまいません。事務局にお知らせいただければ、お断りは事務局からお相手にお伝えします。

Q. 顔写真を相手に送らないといけませんか?

A. トビラの会では、基本的に写真がなくても始められます。ご紹介は、面談でうかがったお話をもとにしたプロフィールで進みます。ご面談は映像通話ですが、ご自宅から受けていただけます。

まとめ:SMの初対面は「話すだけ・人の目のある場所・自分で帰れる」で

SMの相手と初めて会うのが怖いのは、自然なことです。初対面はプレイをしない話すだけの日にし、人の目のある場所で、帰る時間と帰り方を自分で決めて会いましょう。出してよい個人情報の線を引き、違和感があれば理由を言わずに切り上げてかまいません。何をするか、いつ会うか、続けるかどうかを決めるのは、いつもあなたです。

そして、会う前に相手がどんな人かを確かめられる方法で出会うことは、怖さを小さくする大きな助けになると思います。ひとりで見極めることに不安があるなら、面談を経た方どうしが事務局を通して出会う方法もあります。「この人になら心を開いてもいい」と思える相手と出会えるように、私どもがお手伝いします。まずは、お話を聞いてみるところからでかまいません。

出会う方法ごとの違いはSMアプリ・掲示板・仲介型(相談所)の違いやSMの出会い方を比較、体験の進め方は初めてのSM体験|SMしたい初心者の始め方、関係が深まってSMルームを使うときの準備は初めてSMルームを使う前にでもくわしくご紹介しています。

この記事を書いた人:真柴 渉(ましば しょう)
トビラの会 カウンセラー。SM・ドミサブの嗜好を持つ方の面談とご紹介を担当。パートナー成立・ご成婚多数。安全を最優先に、心の相性を大切にしたご縁づくりをお手伝いしています。