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SMの相手に会ったあとの断り方|角が立たない例文と女性の安全

書き手:真柴 渉(トビラの会 カウンセラー)

SMの相手と会ってみて合わなかったときの断り方は、①次の約束をしないと決め、②なるべく早く、③お礼と「これ以上はお会いしません」という結論だけを短く伝える、の3つが基本です。理由をくわしく説明する必要はありません。角が立たないかより先に、はっきり終わることと、あなたの安全を優先してください。

「一度会ったのに断るのは失礼かな」「理由を聞かれたら、なんて言えばいいの」「強く出てくる人だったらどうしよう」。会ったあとのお断りは、会う前よりも気が重いものです。SMの相手となると、なおさら言い出しにくいと感じる方が多いのではないでしょうか。

この記事では、SMの相手を断りにくいと感じる理由、断る前に気持ちを整理するコツ、角が立たない伝え方とそのまま使える例文、断ったあとに連絡が続くときの対処まで、順番にお話しします。

SMの相手を「断りにくい」と感じるのは、あなただけではありません

ふつうの出会いでも、会ったあとのお断りは気をつかいます。SMの相手の場合は、そこにいくつか事情が重なります。面談でも、断り方に迷う女性は少なくありません。

リードを委ねる関係だからこそ、言い出しにくい

SMに惹かれる気持ちの中には、相手にリードを委ねる心地よさを感じる方もいます。そのぶん、「相手の言うことに合わせなければ」と、関係の外でも感じてしまうことがあるのです。けれど、会うか会わないか、続けるかどうかを決めるのは、いつもあなたです。プレイの中の役割と、関係を続けるかどうかの判断は、まったく別のものだと考えてください。

嗜好を打ち明けた相手だから、怖さがある

SMの好みは、ごく個人的な話です。それを知っている相手を断ったら、気を悪くされて誰かに話されないか。そんな心配が、断る気持ちにブレーキをかけることがあります。この不安は、断る前の準備と、断り方の選び方で小さくできます。

「せっかく会ったのに」という申し訳なさ

時間をつくって会ってくれた相手に、悪い気がする。とても自然な気持ちです。ただ、会ってみて合わないとわかるのは、会ったからこそです。それは失敗ではなく、会った意味があったということです。

会ってみて合わなかったとき、断る前に整理しておきたいこと

「悪い人ではないけれど、何か違う」も、立派な理由です

断るのに、相手の欠点を見つける必要はありません。話のテンポ、こちらへの接し方、望んでいる関係の形。SMは心を開いていく関係なので、「この人になら委ねてもいい」と思えないこと自体が、十分な理由になります。相性は人と人のもの。どちらが悪いという話ではないのです。

迷うときは、一晩おいてから決める

会った直後は、緊張や疲れで気持ちが揺れやすいものです。迷っているなら、その日のうちに返事をせず、一晩おいてから考えてかまいません。もう一度会うことを想像して、楽しみな気持ちより不安のほうが大きければ、それがあなたの答えです。会ったあとの振り返り方は、SMの相手との初対面が怖い女性へ|安全な会い方と当日の注意点でもくわしくお話ししています。

迷わず断ってよいサイン

次のようなことがあった相手には、迷わずお断りしてかまいません。一晩おく必要もありません。

  • あなたのNGや「ゆっくり進めたい」という気持ちを、笑ったり聞き流したりした
  • 「話すだけ」と決めていたのに、個室への移動や次の約束を急かした
  • 本名・勤務先・住んでいる場所などを、しつこく聞いてきた
  • 会ったあと、返事を急かす連絡が何度も来る

あなたのペースを大切にできない相手とは、SMの関係も安全に築けません。「私の気にしすぎかも」と打ち消さず、その違和感を信じてください。

角が立たないお断りの伝え方|5つのコツ

角が立たない断り方とは、相手を傷つけないように遠回しに言うことではありません。相手を責めずに、はっきり終わることです。あいまいな断り方は、かえって相手に期待を残し、やりとりを長引かせてしまいます。

1.なるべく早く伝える

決めたら、できるだけ早めに伝えましょう。目安は、会ってから数日以内です。返事を先のばしにするほど、相手の期待はふくらみ、断るこちらの気持ちも重くなります。

2.「お礼」と「結論」だけを、短く

会ってくれたことへのお礼をひと言、そのあとに「これ以上はお会いしません」という結論。基本はこの2つだけで十分です。長い文章は、読み方しだいで「まだ迷っている」と受け取られることがあります。

3.理由は「私の気持ち」として、くわしく言わない

理由をくわしく説明する必要はありません。伝えるなら、「あなたの〜がだめ」ではなく、「私には合わないと感じた」のように、自分の気持ちを主語にします。相手の言動を一つずつ挙げると、言い返す糸口を与えてしまい、話が長くなりがちです。

4.「また機会があれば」は言わない

やさしさのつもりの「また今度」「落ち着いたら連絡します」は、相手に次があると思わせてしまいます。続けるつもりがないなら、含みを残さない言い方を選んでください。それが、相手にとっても誠実な終わり方です。

5.伝えたら、やりとりを続けない

お断りを伝えたあとに返事が来ても、何度も応じる必要はありません。ていねいな返事なら、ひと言お礼を返して終わりにしてかまいません。説得や引き止めには、同じ言葉をくり返すか、返信しないことを選んでください。

SMの相手へのお断り|そのまま使える例文

文面に迷ったら、次の例をあなたの言葉に合わせて使ってください。お断りはメッセージで伝えてかまいません。断るためだけに、もう一度会う必要はありません。

初めて会ったあとに断るとき

「先日はお時間をいただき、ありがとうございました。あれから考えて、これ以上お会いするのは控えたいと思いました。勝手を申し上げてすみません。お相手が見つかりますように。」

何度か会ったあとに、関係を終えたいとき

「これまでお会いしてくださって、ありがとうございました。自分の気持ちをよく考えて、この関係はここで終わりにしたいと決めました。メッセージでのお伝えになることをお許しください。」

SMの体験をしたあとで、続けないと決めたとき

「先日はありがとうございました。あのあとゆっくり考えて、私には合わないと感じました。これから先のお約束はしないことにします。」

一度体験したからといって、続ける約束をしたことにはなりません。同意はそのつど確かめるもので、「前回したから、次もする」ではないのです。体験の前に決めておきたいこと(NG・やめる合図)は、女性がSMを初めて体験する前に知っておきたいことにまとめています。

理由を聞かれたとき

「うまく言葉にできないのですが、私の気持ちの問題です。決めたことなので、これで失礼します。」

断ったあとも連絡が続くとき

「先日お伝えしたとおりです。これ以上のご連絡には、お返事いたしません。」

この一文を送ったら、そのあとは返信しなくてかまいません。

避けたい断り方と、その理由

避けたい断り方なぜ避けたいかかわりに
何も言わずに連絡を絶つ相手が「何かあったのか」と連絡を重ねてくることがある短くても、ひと言で終わりを伝える
断るために、もう一度会う二人きりの場で引き止められると、断りにくくなるメッセージで伝える
相手の悪いところを並べる言い返されて、話し合いが長引きやすい「私には合わなかった」と自分の気持ちで伝える
「忙しくなったので、落ち着いたら」次があると受け取られ、あとで同じことをくり返す「これ以上はお会いしません」と結論を言う
断るときに個人的な事情を話す勤務先や家族のことなど、知られたくない情報が増える理由は短く、くわしく話さない

相手のためを思うほど、言葉は長く、やわらかくなりがちです。けれど、短くはっきりした言葉のほうが、結局はお互いを早く楽にしてくれます。

断ったあとに連絡が続く・怖いと感じたときは

多くの場合、はっきり伝えればやりとりは終わります。それでも連絡が続くときは、ひとりで抱えずに、次のことをしてください。

  • 返信しない:一度はっきり伝えたら、それ以上の説明はいりません
  • やりとりを残しておく:届いたメッセージは消さずに、画面の記録を保存しておきます
  • ブロックや受信拒否を使う:記録を残したうえで、使っている連絡手段の機能で受け取らないようにします
  • 話し合いのために、二人きりで会わない:「直接話したい」と言われても応じなくてかまいません
  • 早めに相談する:不安が続くときは、警察相談専用電話「#9110」に相談できます(受付時間は地域によって異なります)。身の危険を感じたら、ためらわず110番してください

そして、この不安をそもそも小さくするのは、出会い方の選び方です。相手に直接断りを伝えずにすむ方法なら、断ったあとの心配もずいぶん軽くなります。

ひとりで断らなくていい|トビラの会では、お断りは事務局からお伝えします

トビラの会は、SMやドミサブに関心のある20歳以上の方どうしを、事務局が間に入ってご紹介する仲介型のマッチングサービスです。2010年頃から活動しており、登録会員数は延べ4,700名以上(2026年9月時点)。お会いしてみて合わなかったときは、事務局にお知らせいただければ、お断りは事務局からお相手にお伝えします。ご本人が直接断らなくてかまいません。

会ったあとの不安個人どうしで出会う場合トビラの会の場合
お断りの連絡自分で文面を考えて、相手に送る事務局にお知らせいただければ、事務局からお相手にお伝えする
相手がどんな人かやりとりの文面から自分で判断男女とも全員が入会前に映像通話でご面談。男性は身分証でお名前・ご住所・ご年齢、今のお仕事の内容も確認
会う日時と場所当人どうしで決める事務局とのやりとりで確定し、前々日と前日の2回、登録したメールアドレスにお知らせが届く
サービスそのものをやめたいとき自分で連絡を断ち、アカウントを整理するいつでもやめられる

お断りの理由をうまく言葉にできないときも、そのまま事務局にご相談ください。断ることに気をつかって、また会う約束をしてしまう。そんなことが起きないように、私どもが間に入ります。

面談は手間に感じるかもしれません。けれど私どもは、面談を「安全のための入口」だと考えています。会う前に人の目で確かめた方とだけ会い、合わなければ事務局を通して終われる。断ることへの不安があるからこそ、この仕組みを大切にしています。

ご相談から、お会いしたあとまで

  1. お問い合わせフォームからご連絡ください
  2. 面談専用の公式LINEで、映像通話のご面談を行います。ご自宅から、そのままの格好で受けていただけます。ご希望や不安に思っていることもうかがいます
  3. お話を聞いたうえで、始めるかどうかを決めていただきます
  4. 事務局からお相手をご紹介します(ご紹介は基本的に男性からのアプローチで始まります)
  5. 会う日時と場所は、事務局とのやりとりで確定します
  6. 当日はお二人でお会いいただきます。合わないと感じたら、事務局にお知らせください。お断りは事務局からお伝えします

女性の料金

女性は入会金・年会費ともに無料です。ご入会面談も無料です。くわしくはM女性のご入会案内をご覧ください。

※お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。

SMの相手の断り方についてよくある質問

Q. 一度会っただけで断るのは、失礼ではありませんか?

A. 失礼ではありません。会ってみて合わないとわかるのは、会ったからこそです。会ってくれたことへのお礼を添えて、早めに、はっきり伝えれば十分です。

Q. 断る理由は、伝えないといけませんか?

A. くわしく伝える必要はありません。伝えるなら「私には合わないと感じました」のように、自分の気持ちとして短く伝えます。相手の悪いところを並べると、話が長引きやすくなります。

Q. 会って直接断るべきですか?メッセージでもいいですか?

A. メッセージで伝えてかまいません。断るためだけに二人きりで会うと、引き止められて断りにくくなることがあります。お礼と結論を短く書いて送りましょう。

Q. SMの体験をしたあとでも、断っていいのですか?

A. はい。一度体験したからといって、続ける約束をしたことにはなりません。続けるかどうかは、いつでもあなたが決めてかまいません。

Q. トビラの会では、自分で相手に断りの連絡をしないといけませんか?

A. いいえ。事務局にお知らせいただければ、お断りは事務局からお相手にお伝えします。ご本人が直接断らなくてかまいません。

Q. 会う日が決まったあとで、やめたくなったら?

A. トビラの会では、まず事務局にご相談ください。気持ちが追いつかないまま、無理に会う必要はありません。なお、お約束のキャンセルや無断での不参加など、会員規約(トビラの会)に定める場合には違約金をいただくことがあります。迷っているときは、日時が決まる前に事務局へお話しいただくと安心です。

まとめ:SMの相手の断り方は「早く・短く・はっきり」。ひとりで抱えなくていい

会ってみて合わなかったら、断ってかまいません。「悪い人ではないけれど、何か違う」も十分な理由です。お礼と結論だけを早めに、短く伝え、理由はくわしく言わず、「また今度」は残さない。伝えたあとはやりとりを続けず、連絡が続いて不安なときは記録を残して相談してください。会うか、続けるかを決めるのは、いつもあなたです。

そして、断ることが怖くて一歩を踏み出せないなら、お断りを誰かに任せられる出会い方もあります。トビラの会では、会う前に事務局が面談でお相手を確かめ、合わなければ事務局からお断りをお伝えします。安心して「合わない」と言えることも、よい出会いの一部だと私は考えています。まずは、お話を聞いてみるところからでかまいません。

出会う方法ごとの違いはSMアプリ・掲示板・仲介型(相談所)の違い、SMの出会い方全般はSMの出会い方を比較、体験の進め方は初めてのSM体験|SMしたい初心者の始め方でもくわしくご紹介しています。出会いのどの段階でお断りが起きやすいかは、お断りの段階とお断りの理由の例もご覧ください。

この記事を書いた人:真柴 渉(ましば しょう)
トビラの会 カウンセラー。SM・ドミサブの嗜好を持つ方の面談とご紹介を担当。パートナー成立・ご成婚多数。安全を最優先に、心の相性を大切にしたご縁づくりをお手伝いしています。