人生とは面白くて、12年周期という説もありますが、私たちのような経営者が感じてきた人生のステップを考えると以下のようにまとめることができます。
step1 社会の仕組みを理解する
20代前半で社会人になって、社会人カルチャーというものにカルチャーショックを受けるかもしれません。1日8時間程をなんらかの仕事に集中すること自体が結構体に負担がかかったりもします。しかし面白ければ集中できるのですが、概して面白くない。何か面白さを見つけなければならないという状況に誰しも陥るわけで、「選択ミスはしていないという自己肯定」と「現実」の間に苦しみ、ドロップアウトする方も多々おられたり、当然いなくなる人だってでてきます。
そういう時には、まずは社会の仕組みを知るということを目的にしたらよいと思います。将来を考えると、「お金の流れを知る」ということでしょうか。どこからお金が来て、なぜ自分の給与となるのかとか、企業はどこから資金調達して、売上のうちどのくらいをコストとして支払い、利益を出して、株主に還元せず内部留保にしているのかとか、法人税、つまり外形標準課税、所得税や法人市民税などなどの税金を控除してもなお、その資金繰り、いわばキャッシュフローがいかにプラスになっているのかなど、お金をベースに考えるとわかりやすいと思います。
同様に、今度は会社の貸借対照表を理解することだと思います。何が資産計上されて何が負債で何が資本なのかというところでしょうか。負債例えば長期借入金や買掛金があって、それが貸借対照表にどんな影響を与えるのかとか、資産のうち、何が実質的な資産で、キャッシュに影響を与えるのかなど、把握するといいと思います。
step2 人を理解する
人は、他人の文句を言い、適当な発言で政治の文句を言い、常に不満を抱え、何かを我慢し、常識の範囲の中でぎりぎりのアイデアを出し、人を下品だといい、人をさげずみ、不幸を喜ぶものかもしれません。そういう人は多いです。
飲食店では威張って、上司の前では頭を下げ、人によってころころ態度を変えるのものまた人です。
なぜ、そうするのかという原因論と、何の目的にそうするのかという目的論の二つの視点が大事で、人を知れば知るほど、自分がどうあるべきなのかという「美意識」を磨くことができるとともに、理解度合いの深さで、相手とのコミュニケーションの中で、どういう好印象を相手に与えることができるのかなど、好印象を与える術とその内容を自由に操作できるようになります。
その先に、誰に対しても同じような態度という一貫性を実現できれば、人は安心してあなたと付き合うことができ、人脈や友達が一気に広がります。
眠くなったので以下のステップはのちの記事に譲ります。
step3 何が自分にとって大切なのか理解する
step4 時間を効率的に利用する
step5 チャンスをものにして成功する