極度の緊張にされる方や、人見知りの激しい方に多いのが快楽をあまり感じない症状です。不感症とも言えるのかもしれません。
快楽にどうしても何らかの要因で制限をかけておられる状態です。
心の壁であるとか、身体が快楽を制限してしまう何らかの壁。
対人への緊張や人見知りの原因は、様々あるかと思いますが、人との間の信頼関係の実績が無いとか、心底、他人に何らかの大事なことを頼った経験が無いとか、そういったことも原因の一つではないかと考えられます。
信頼関係の欠如や、「信頼」の未経験が、対人関係の構築の度合いや方法に影響を与えています。
SM的な関係は、極度の信頼関係がないとできません。また、仮にまだ心底信頼をおけなくても、SM行為によってより信頼関係を築くことが可能です。SMとは、心と心の対話だからです。
一人のパートナーと何度もSM的な行為をされることで、パートナーへの信頼感が「広く大きくそして重く」なるものです。
深層心理で繋がった信頼関係は、相手に対し、心も身体も、完全に任せられる関係の土台となります。全てを捧げる気持ちで、行為に挑むことになります。
緊縛を通じた拘束と、様々な道具を使った刺激、そしてSM的な行為。
心の壁と取り払い、快楽を制限していた身体の壁を取り払っていく。そのことにより、感じていなかった何らかの感覚が覚醒され、快楽への制限が解除されていくものです。
何度もSM行為を繰り返していく中で、完全な信頼関係を構築していく。これが快楽への制限を取り払う方法になります。