マウンティングの話ではなく、コミュニケーションをデザインする能力の話です。女性が話をしようとすると、その話に自分の話を被せてしまう男性の事例も時々あります。もしかしたら、これは女性男性関係なく、よく言われることかもしれません。こういう方って話ができないんですよね。

もっと重要なテーマがあるのに、もっと話をしておきたい事があるのに、話ができない。結局「なんの話だっけ?」というふうになったら、もはやマウンティング、いやマーキング、いや、「話を被せられた!」となって、イラッとくるわけです。

女性:「実は私はランニングが好きで、よく皇居の周りを・・・・」と話し始めた瞬間、
男性:「僕は筋力をつけるために、ジムに通い始めて、ようやく痩せてきたかなという感じで、新陳代謝も良くなってなんか太りにくい体質になった感じなんですよね。血液検査の全てクリアな状態なんですよ。体重何キロ?」

女性:「実は白ワインが好きで、先日六本木ヒルズで開催されたワイン会に・・・」と話し始めた瞬間、
男性:「僕は赤が大好きで、フランスの土壌って石灰質が多くて、牡蠣にも意外と合うんだよね。この前行ったイタリアンでも牡蠣を出していて、めちゃくちゃ美味しかったけど、牡蠣にあたってしまって。よかったら、その店に、今度一緒に行かない?」

女性:「先日夏風邪をひいてしまって、まだ本調子・・・」と話し始めた瞬間、
男性:「いやー、エアコンで体調崩す人多いですよね。僕なんて扇風機とエアコンをつけて寝てるんですが、電気代が半端なくて、戸建なもんで今月きっと光熱費が3万円くらいいきそう。よかったらうちこない?」

女性:「綺麗な海が好きで、先日沖縄にいって、潜って・・・・」と話し始めた瞬間、
男性:「ほんと夏って日焼けしますよね。でも太陽の日焼けって角度によってまばらに焼けちゃうので、夏なのについ日焼けサロンにいってしまって、いい感じに焼けました。よかったら一緒に日焼けサロン行かない?」

という適当な例を書いてしまいましたが、まず話ができていないですよね。

話の目的は何か?という目的がまず理解されていないということと、手段も当然に皆無。私は常々、行動には目的があって、その目的を達成するための手段が行動で、その行動が目的を達成するために合理的な手段なのかどうかを、よく考えています。

話の目的は、

  • 相手を知ること
  • 自分を知ってもらうこと
  • 高揚感を感じてもらうこと
  • 期待感を感じてもらうこと
  • 幸せな雰囲気を作ること

です。話のマウンティング(今名付けました)は、手段としては最悪で、全て逆効果です。以下は数週間前にいただいたメッセージをキャプチャーしていたので、記載いたします。

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今回の「被る」事例においては、「人の話の上に、話が被ってくる」ということと、「タイミングが被る」の二つがあるようです。

話が被ってくる上に、タイミングも被るとなると、もはやコミュニケーションは一方通行。相手のことを知りたくはないのかなと思ってしまいます。男性の気持ちもわからなくはないです。自分をもっと知ってもらいたい。そんな思いだと思います。

しかし、コミュニケーションができなければ、もはや関係性の発展はないです。仮にこういう男性と結婚したら、おそらく一生女性は苦労しますというか離婚しますよね。自分を知ってもらうすべをなくすわけで、何が女性のとって最適なのか、大切なのか、重要なのかが、全く共有できないわけです。

お酒を少し入れると、人の本性が少しだけ垣間見れます。べろんべろんに酔ったらそれはまた違うのですが、食事の時に、こういったことは気をつけたいものです。

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