首輪には、縄やその他の拘束具のように、それ自体に拘束性があるものではなく、着用するものでありますが、リードと何らかの「もの」に繋げれば、そこは動けない世界に入ったということになります。
一定の範囲内しか動けないという世界は、ある種「SMパートナーとのSM的な関係」を表しているような気がします。
首輪はパートナーとのSM関係の象徴と考えるS男性やS女性もおられます。そのM性パートナーに彼女専用の首輪を買い与えることで、パートナーの証ににされる方もいらっしゃいます。
首輪をつけた瞬間に、M性の心が溶け出し、社会という心を制限し抑圧する空間と時間から開放され、無限の心を獲得できるものです。心の開放に伴い、体をパートナーに預ける準備ができた状態で、そのM性のすべてを捧げる覚悟の種が、M女性の心に植えつけられるのではないでしょうか。
首輪には不思議な力があります。私の場合には、縄で首輪を作ったりもします。