SM恋活婚活のむずかしいと思うところ。でも楽しいところ。〜M女性からいただいたコラム

普通の恋活婚活と違うのは、初対面の時点で、「SM」に興味があることがわかっているということだと思います。

きっと多くの方が共感していただけると思うのですが、誰にもSMのことを話していない為、そこをオープンにして、待ち合わせ場所に向かうのはいつも勇気がいることで・・・お互いを確認したときは「これでまた一人、自分がMだと顔バレしたんだなぁ。」と心の中で呟いてます。

ただそれは、お相手も同じことなんです。

出逢った時点でカミングアウト、そこからデート開始という流れですよね。自分のことをどう見られているのか、心配しながらも、デートのいい雰囲気を作れるのはふたりだけなので、毎回頑張るしかないんです。

初回は中々警戒心も解けないし、やっぱりSMの話は避けていただきたいかなぁと思います。話すとなると、大分恥ずかしいですし、私のようなSMについて人と語ることに、元々抵抗がある者はその後の展開が怖くなって、お相手に恐怖心も芽生えて、早く家に帰りたくなります。

ただただ、無事に家に帰りつくことしか考えられなくなり、気持ちの上ではシャッターを下ろしてます。笑顔を作っていても、初回はずっと警戒心は解けないものなんです。

ただ、デートも回数を重ねてくると、避けては通れないSMの話題に触れることになりますよね。わかります。SM婚活をしに来ているので無視は無し・・・。ただ、どんな風に話したらいいのかわからないので、お相手にリードしていただけると大変ありがたいと思います。

たとえば、こちらが「はい」「いいえ」と返事しやすいように、質問を投げ掛けていただけると答えやすいですし、私のような口下手でも、ちょっとずつかもしれないですけど話せるようになります。

そういう風に、気を配っていただけると、安心感が出てきます。たぶん、リラックスって大事ですよね。そういう秘密の話をこっそりするときは・・・。

ここは私も反省するところで、頑張らずに、大人の会話が出来る女性になりたいものです(苦笑)。男性も女性も、上手にセクシーな話を引き出せる人、かっこいいですよね。私のようなむっつりはとても助かります(苦笑)。私からは中々話を振れないので、「ありがたいな〜」と思います。

機会を得られましたら、トビラの会のイベントにて、女性会員さんと会食しながら、性的な話になったときはどうしてるのか、拝聴させていただきたいと思います。普段は下ネタも口にしないですし、まわりには隠し通しているので、大人がオープンに話す場にお邪魔させていただくの、とても楽しそうです。

SMや性について、結婚観について、婚活中は聞きたいことはたくさんありますが、そのどちらも初回からは話題にしないほうがいいかなと思います。

婚活が始まると、何人かご紹介いただくことになりますし、お相手もそうだから、早めにシロクロつけたほうが効率的・・・という考え方もあると思うんですが、そもそも気遣いの出来る方とでないと、結婚したくありませんし、からだを預けるのも絶対無理です。

急かされると、「この人とは相性合わないかも。」と私の方も、早急に判断しがちです。

前述したとおり、SM婚活を成功させるのは簡単ではないですが、誰かとうまくいって、会話の中で私の色んな部分を引き出していただけるとしたら、想像しただけでも楽しいですし、次を期待してしまうかもしれません。

もちろん、真面目に結婚相手を探していますが、いい意味でドキドキが続くと、「もしかして好きになったのかも・・・」と、女性のほうも、気持ちが入ってくると思います。