あまりコラムを読まれない方の事例です。男性の心理の中で、「自分は大丈夫」「自分はモテる」などとやはり思いがちで、どちらかというと「自分はモテない」「相手の気持ちを考えられない傾向がある」とか、反省できる人のほうが、将来男性として魅力を増すと思っています。
「自分は大丈夫」と思う方は、人の意見を聞かなくなる傾向になるし、責任を他者に押し付けてしまう傾向にあるし、当然にコラムは読まない。おそらく、男として、「踏み出してはならない一線」を越えてしまった感があるのかなと思います。「老害」といわれるような現象や態度と似てる気がします。
自分のことを知ろうとしないのは、相手のことを知ろうとしないことに繋がり、「周辺の環境も理解できない」ということにつながります。周辺環境とは、例えば、デートのときのお店のこととか、スタッフのことであって、男女間以外の存在のことです。配膳時に、スタッフが大変そうだったら、持ってあげるとか、ちょっとお皿を動かすような気遣いなどは、当然無かったり。
相手が何を思い、何を考えているのか理解できないという「自分本位性」。こういう方にあたると女性も辛いですよね。物腰もソフトな方で、雰囲気もよい方なんだけど、結局自分本位な態度をとってしまうと、全くだめだったりします。結局は、相手や周辺環境を気遣えるのかどうかが、コミュニケーションをうまくやるポイントなのかなと思います。
雰囲気が素敵な男性でも
(1)ビール1杯、ツマミもなしで2時間半
(2)座ったら即どんな付き合いがいいのかというお話が始まった
(3)ご自分の希望とかご自分の話は熱心でしたがこちらの希望とか好みとかには関心がない
というふうになってしまうと、本当にもったいないと思っています。(1)なんて、女性のことも気にしていないし、何よりお店のスタッフも嫌だと思います。(2)については、信頼関係を構築することとは真逆の態度。(3)に至っては、(1)×(2)みたいな。
結局男性の心や考え方の問題なのではないかと思います。男性は女性とおつきあいしたい、女性はよりよい男性と知り合いたい。ただそれだけの世界なのですが、うまくいかない男性の根本的な原因は、「自分本位性」に尽きると思っています。自分を変えないと、いつまでたってもビジネスも異性関係も成功しません。