ビジョンとは、将来どのくらいの年齢のときに、「どんな女性になっていたいのか」とか、「どんな状況でいたいのか」という夢です。
「この夢を実現するために」いかに効率的に生きるのかという視点で、人生の大きなところや、小さなところの「現状」を見直すと、様々な課題が見えてきます。
さらに、その課題の中で、「外部環境」という視点と、「内部環境」という「心」の視点で分類していくと、具体的な夢の実現戦術が見えてきます。己を知るということだと思います。
基本的には無駄なものは省いて、自分自身をシンプルにするという発想が大事になります。ある程度まっさらな状態となったうえで、新しく人生を歩みだすというようなイメージですが、人生とはその繰り返しではないかと思っています。
外部環境というのは、例えば、今の仕事を続けてもいいのかどうかとか、恋人と別れなくてもいいのかとか、なんかむかつく友人や知人とは付き合わないとか、SNSはやらないとか、いろんなことが考えられます。
内部環境、つまり「心」にフォーカスすると、怒りや悲しみやもっと深いところだとトラウマであるとか、簡単にトラウマという文言は使ってはいけないと思うのですが、どうしても客単価の安い飲食店で一人で食べると、過去の腹立たしい事例を思い出してムカついてしまう私がいるのですが、そういったのもある種のトラウマなのかもしれませんが、マイナスの感情という無駄を省くということが考えられます。
もちろんマイナスの感情にも、マイナス×マイナス=プラスというモチベーションに繋がる思考もありますが、基本的にはマイナスの感情の全ては無駄と思っていいのではないかと思います。
そもそもビジョンが見えないという人もいます。
つまり、何かから足を引っ張られていて、夢の実現どころか、夢さえも持てるような思考にならない方です。何が良くて何が悪いのか、心が疲弊しすぎて、前向きになれないし、人も信頼できないとか。
ビジョンが見えない方の大半は、「記憶」や「経験」から生まれてくる「怒り」や「悲しみ」に、足をすくわれている状態だと思われます。であれば、それを消す、つまりこれらの心の葛藤や声という大いなる「無駄」を省く作業が必要になります。
具体的にはどうするのかといえば、「記憶」であれば、「記憶の上塗り」です。「経験」であれば「楽しい思い出を作りまくる」ということになります。
楽しい思い出を作って、嬉しさとか喜びとかそういった記憶で、心を満たすわけですが、そのためにには何かアクションを起さなければなりません。
アクションを起す動機は何なのでしょうか。幸せになりたいという欲求だけでいいです。やり方を教わらなかっただけだし、やることが怖かっただけです。
アクションを起すために必要なものは何なのでしょうか。それは「信頼」と「勇気」です。
「信頼」と「勇気」はどこから生まれてくるのでしょうか。それは「健全な心」です。
「健全な心」とは何なのでしょうか。無駄が省かれた心です。