コミュニケーションにおいて何を目的とするのかによって、やりとりの内容は変わってきます。冗談を通じて信頼関係を構築するのか、やりとりの密度においてお互いを理解しあうのか様々です。私自身も経験することですが、「気分が乗らない」とか「なんだかイライラする」とかそういったときに、琴線に触れてしまう態度や言葉に触れたときに、感情が下の方向にいったり上の方向にいったりと様々にぶれるものです。

もちろんこれは相対的で、自分自身が相手の感情の琴線に触れさせてしまう場合もあります。

私は、できるだけ感情は起伏させず一定のほうが良いと思っていますし、常にマイナスな思考につながらないプラスな方向性が良いと思っています。それは、人生の目的を見失わず効率的に達成するためです。

マイナスな思考につながりそうであれば、何かで発散して忘れるということも必要になります。概して社会人の方は、日常における疲労やストレスで常に感情は下振れということが多いと思います。多数の人たちとのコミュニケーションの連続においては、どうしても「感情の下振れ」であるとか「マイナスな思考」に触れなければならない場合が多いのではないでしょうか。だからこそ、組織やコミュニケーション過多の状況である「日常」に対する、「癒される」ないし「心の平穏を確保できる」非日常の重要性が理解できるものです。

非日常の重要性を理解できないと、SMの価値というのは理解できないのかなとも思います。なので、比較的日常におけるプレッシャーやストレスに悩まないポジションにいる方、例えば学生さんなどは、SM行為という非日常が必要であると一時期思ったとしても、「必要でなくなる」時期が出てきたりします。「必要ではない」もしくは「重要ではない」と思ったときに、コミュニケーションの目的が「対立」とか「反目」「離反」になったりするものです。

コミュニケーションの目的が「対立」とか「反目」「離反」という人は、社会の中には多々います。その目的のために揚げ足を取り、根拠のない噂で思考を支配し、名誉を毀損する人も必ず出てきます。

「ゴミを拾ってゴミ箱に入れる」善意な行為をしたとしても、ゴミを拾ったところしか見ていない人もしくはゴミを拾ったということを聞いた人が、ゴミを拾った当人を「ゴミあさりが趣味」とか「家がゴミ屋敷」、「ゴミフェチ」、「ゴミを食べる」、「女性の家から出たゴミをあさるのが趣味」、「ストーカーだ」、「犯罪者だ」、「警察に通報だ」、「会社にバラせ」などとマイナスな方向に認識し行動してしまったりするものです。これが人間社会です。

「対立」や「反目」や「離反」が、「その人」には必要だからだと思いますし、私自身のことも考えてみれば、それらの「反目」を潜在意識的に望んでいたりすることもあると思っています。マイナスな関係性への欲求とか、マイナスな刺激への欲求、怒りへの欲求、対立への欲求というのかもしれません。なぜそれを必要とするのかについては、いずれ文章にして表現してみたいと思います。

冗談をいっても通じないし揚げ足を取られます。「言っていないことを言った」とか、今現実にどうしようもない何か、例えば「過去にミスったこと」を蒸し返すことも同様です。人間関係の中では必ずこういった現象が起こるもので、「その挑発に乗らない」というのが大事なのかもしれません。いくら説明しても無駄だし、白を黒と認識されているのであれば、話は通じないので時間をかけることそのものが無駄ということにもなります。実際に会社などで「嫌がらせ」を受けるなど、あまりにもひどい場合には、なんらかの対策も準備する必要があります。

  • 相手のコミュニケーションの目的を見極める
  • どういったコミュニケーション内容がベターなのか判断する
  • 相手の感情のブレに影響されない
  • 時間をかけない
  • さっと距離を置く
  • その他

自分の感情は、多数の「相手」に影響されるものです。ご自身の感情をコントロールするには、「人生の目的」を見失わずに、上記のアクションをとることが大事ではないかと思います。常に、上向きで前向きでいたいものです。

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