SMの世界観に憧れる女性や男性は多々おられます。出会いのプロデュースにつきましても毎月多々セッティングさせていただいております。異性とのマッチングにおいては、様々な課題も生まれ、また様々な思いが錯綜してしまいます。そのような中、やはり様々なご相談を受けますし、会員数の増加とともに、相談件数も増えてきております。その意味でも、ご協力いただけるカウンセラーさんの数を増やすことが、トビラの会の課題でもあります。

今回は当方による出会いではないのですが、一般で出会われたある既婚の男性にある女性が恋をしてしまい、その方からのご相談でした。

「その人と一緒になりたい。だから何年でも待ち続ける」という決意をされたとのことです。

恋をしてしまい、その男性がたまたま既婚の方だったという事例です。おそらく成就する可能性は低いとご本人もわかっておられます。しかし、何ヶ月も悩まれた結果としての結論だったのだと思います。それを外部からどうのとは、言えないのが本音です。

しかし、やはり人生におけるリスクは把握しておくべきかと思います。

結婚相手を見つける可能性は、ご年齢とともに変化します。当然性格的なもの志向によっても、その可能性の高い低いということもございます。過去の職業柄であるとか、そういったことも婚活にはかなり影響するものです。

今回ご相談いただいた女性は、結婚したいとされていますし、家族を作るという人生のステージを、踏んでいきたいとされる思いは強いと思います。ただ、その対象が誰かというところかと思います。たまたま既婚者の男性で、その方が独身になるまで何年でも待つとなると、まず年齢も気になりますし、最終的に誰かを好きになった時に、ご年齢によってご結婚がしにくいというリスクも出てきます。それでも時間という犠牲を払ってでも、待つという選択をされるのであれば、それはそれで仮にご自身の人生に多大な影響があったとしても後悔はされないことと思います。

「後悔はしない」
「不幸にはならない」

この二つの意思が明確であれば、なおさら今のご決断がより本物であると思います。

私個人としては、結婚とは妥協だと思っています。完璧な異性はいませんし、わかりあうというスタンスといいますか、理解できるというスタンスはすごく異性関係では大事ですが、分かり合えるというものは幻想かと思います。個々人の経験、幼少時代における葛藤、それによる人生観は、一部で重なり、一部で反目するものです。生活とは、反目に目と瞑るということにほかなりません。理想を追い求め、全てをわかりあおうとするスタンスは素敵だけど、離婚のリスクは高まります。お互いを個人として認めあうというスタンスを推奨します。

出会いを重ねることで、妥協できることとできないことが明確になってきます。何を求めているのか、どんな人を求めているのかも明確になります。妥協できる人を早めに見つける。マイナスな言い方をしましたが、プラスの表現に帰ると、相手のよいところを見ることが大事だと思っています。

必ず相手はいます。理想ではなくても、よいところがたくさんある異性は必ずいますし、いやたくさんいると思っています。一緒にいて楽しい、一緒にいると落ち着く、そういった異性と是非お付き合いをされてほしいなと思っています。「待つ」のではなく、新たな出会いに、より積極的になったほうが、人生におけるリスクは小さい気がします。

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