対「人」に対して、どういったアクションを起すのかという基準は、信頼度で判断するものだと思います。
約束を破る人なのか、期待に答えてくれない人なのか、足し算ができない人なのか、関係性を複雑にする人なのか、秘密を漏らす人なのかどうか。様々な判断基準があります。
ちょっとしたことで、対人関係が壊れたりします。それは、どちらか一方が「裏切られた」という感情が発生したときに起こるものですが、「裏切られた」と思ったきっかけである「相手の態度や内容」の如何で、その相手との今後の関係性について見直しをしたりします。
「裏切られて悔しい」、「なんかむかつく」。そういったマイナスの思いは、発生するけれども継続して持つ必要は無いです。よりシンプルにマイナスの感情を遮断すればよいと思います。
人生は右肩上がりです。心臓の鼓動とともに、能力も力も増大し頭も良くなっていきます。人間関係もシンプルにしたり、逆に範囲を拡大したりします。特に私の場合には、こういった出会いのアレンジをしていると、間違いなくというか時間がたてば経つほど、関係性を持つ人の数が増えていきます。知人が増えれば増えるほどお一人に対する思いであるとか対応が薄くなりがちで、できるだけ薄くならないように時間を稼ぐ必要があり、出会いのアレンジに関するオペレーションの簡素化のためにシステム開発を行ったりしています。
話はずれましたが、マイナスの感情を、きわめて簡単に排除するには、人との関係性の拡大が必要です。知人や友人を増やす。それにつきます。友人が増えると、一人から裏切られても、そのマイナスの感情が、希薄化するからです。ダイリューションってやつです。
嫌な言い方ですが、「この人はだめ」「この人はよい」というふうに、よりすばやく判断すると、マイナスの感情で悩む時間を節約できます。悩む時間ほど無駄な時間はありません。人生に悩むとかではなく、今この瞬間の人間関係の悩みです。悩みの次元でいうと、真ん中くらいかそれより下のレベル感でしょうか。かなり主観ですが。
「相手の気持ちに立っていない」、「信頼を裏切られた」。であれば、関係性を修正する。よりレベルの低い関係性にダウンさせる。そういったシンプル発想で、複雑化した社会の中では大事だと思っています。「話し合えばわかる」というような村社会的な発想は、あまり使えないし、時間がもったいないというのが現代日本社会なのかなと思います。
人には、癖があります。25歳を過ぎると、直りにくい癖です。50歳を過ぎると、直らない癖です。約束を破る癖、人の秘密を漏らす癖、うんちくを語る癖、エレベーターのような密室になると手をつないだり触ったりするシニア層な癖、飲み会で酔うと女性の手の香りをかいでみたくなる癖(どきっ)。
対人関係において、信頼のレベル感を操作する癖をつけると、「生き易く」なります。そのためにも、友人や知人は生きている限りにおいて、ご自身のスピード感で増やしていったほうがよいと思います。マイナス感情を排除できないというリスクを軽減させるためです。
ちなみに、「約束を破る人」とか「秘密を漏らす人」って、常に悩みを抱えています。人的な問題、経済的な問題、人生の方向性の問題。信頼されないから期待されないし、教えてもらえないので成長しない、お金も集まらず事業も起せない。事業を少ない資本金で起してたとしても、やり方を学ぶきっかけがなかったので失敗します。教えて欲しいときに教えてもらえないという・・全ての悪循環が信頼の喪失に起因します。